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夏だからこそ、牛乳をおいしく保存

温度管理が命

牛乳は、搾乳して、工場で製品となり、店頭に並び消費者の手元に届くまで、加熱殺菌するとき以外は、5℃前後に保たれています。一般家庭の冷蔵庫より常に低い温度を保つことにより、品質が低下しないように気を配っているのです。

それでは、家庭ではどのような点に注意すべきでしょうか。

お店で購入するとき

日付を確認して買うという人が多いようです。この日付は未開封で、保存条件を守ったうえでの期限です。容器に「要冷蔵10 ℃以下」などと表示してあります。

期限表示には2種類あります。牛乳のほとんどは、「賞味期限」となっています。その日までは製造時の品質が保たれるという意味で、おいしく飲める目安となります。一方、「消費期限」は、その日までに飲みきってくださいという意味です。いつも購入している牛乳に、どちらの期限が付いているか確認してみましょう。

家まで持ち帰るとき

牛乳の温度が上がらないよう、なるべく早く冷蔵庫へ入れるのが理想です。炎天下、寄り道して、製品の温度が上がってしまったら、期限までもたない可能性もあります。

買い物袋に詰めるとき、冷蔵・冷凍食品などとまとめて、温度が上がらないよう工夫したり、保冷袋を使うのも一案です。

冷蔵庫での保存

夏場は、冷蔵庫の開閉回数も多くなりがちです。1分間、開けて閉めた場合、元の温度に冷えるまで10分かかるというデータもあります。

500mlや1Lの紙容器を開けるときは、イラストのように、折り目をつけてから引き戻すときれいに開きます。注ぎ口に手を触れると雑菌が付きやすいので、開封後も触れないように開けてください。

また、牛乳には、においを吸収しやすいという性質があり、においの強いもののそばに置くと、風味がおちてしまいます。開封後は口をしっかり閉じておきましょう。

定期的に冷蔵庫内をアルコールでふくなど清潔に保つことも大切です。

開封後の品質

保存状態が家庭によって違うため、何日もつか明確な答えはありません。

開封後は風味がおちてくるので2日くらいで飲むのがおすすめです。飲めるかどうか心配になったら、いつもと違うところはないか、目で見て、においをかいで、なめてみてください。

それでも心配なときは、鍋に移して沸騰させ、分離してもろもろした固まりができなければ、まだ使うことができます。

のどの渇きをいやしたいこの季節、いつでもおいしい牛乳を飲むために、保存にも優しい心配りをお願いします。



MILK通信II ほわいと(2001・夏号より)

2001年8月1日

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