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牛乳を飲む頻度

一般社団法人Jミルクが毎年実施しているアンケート調査によると、15歳以上の人が牛乳類を飲む頻度は2014年まで少しずつ減少する傾向がありましたが、2015年は「毎日」飲む人の割合が上昇して30%を上回り、「飲まない」人の割合は低下して約15%となりました[図2-11]。
また、牛乳類の飲用頻度の増減(性年齢別)・「増加」の出現率推移[図2-12]を見ると、2015年は「飲用頻度が増えた」人の割合が男女とも2014年を上回りました。年代別では、男性は30~49歳を除くすべての年代で、女性は15~19歳、20~29歳、50~64歳で2014年を上回っています。特に、「飲用頻度が増えた」人の割合は、男女ともに20代までの若い年代の上昇率が他の年代よりも高くなっています。逆に、「飲用頻度が減った」人の割合は、男女ともすべての年代で2014年を下回りました。
図2-11 | 牛乳類の飲用頻度の推移
牛乳類の飲用頻度の推移
出典:一般社団法人Jミルク「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2015」
図2-12 | 牛乳類の飲用頻度の増減(性年齢別)・「増加」の出現率推移
牛乳類の飲用頻度の増減(性年齢別)・「増加」の出現率推移
出典:一般社団法人Jミルク「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2015」

牛乳類を飲む頻度が増えた理由

「飲用頻度が増えた」とする人に関してその理由を調査したところ、男女ともに「健康や栄養に関する意識」をあげる人の割合が80%を上回り最も高くなっています。さらに、その内訳を見ると、「カルシウム摂取」を理由にあげる人の割合が約60%で最も高く、「栄養(バランス)を意識」「骨の状態を良くしたい」「たんぱく質摂取」が続いています[図2-13]。2014年と比べて大きな変化は見られないものの、「カルシウム摂取」などの上位の理由がやや低下しており、一方で「健康全般を意識」「便秘解消」「胃・胃粘膜の保護」などの理由が上昇しました。
図2-13 | 牛乳類の飲用頻度・増加理由「健康や栄養に関する意識」
牛乳類の飲用頻度・増加理由「健康や栄養に関する意識」
出典:一般社団法人Jミルク「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2015」