キリスト教の行事であるエピファニー(Epiphany 公現節)が広まった中世以降、お祝いの菓子は各家庭で作られるようになりました。 もともとはシンプルなパンのような菓子でしたが、パイ生地を使い黄金色で丸い太陽を連想させるガレット・デ・ロワが作られるようになったのは17世...
2019年1月31日
あけましておめでとうございます。 1年で最も町が華やぐクリスマスが終わり、年が明けてもまだツリーやイルミネーションが街のあちらこちらに見られる1月のフランス。 ご馳走が続き、すっかり胃袋が疲れ気味となる七草の頃、1年の無病息災を願って食べる日本ならではの行...
2019年1月22日
フランスでは学校給食は教室ではなく、食堂で提供されます。 また、日本のように担任の先生が児童と一緒に食事をすることはありません。昼休みは先生たちにとっても休み時間。 リヨン市から派遣された別の職員が学校食堂へ子どもたちを引率して、食事の世話も行います。 大抵、幼稚園と小...
2018年11月30日
学校給食 (Restauration scolaire) に関する指令に沿って、自治体と学校が責任をもって共同運営されるフランスの学校給食。 栄養管理のポイントとしては、次の項目を挙げています。 ●使用頻度を制限することで脂質摂取量を減らしましょう 前菜にはハムやソーセ...
2018年11月9日
フランスで学校給食の実施は義務ではありません。 幼稚園・小学校に関しては各市町村、中・高等学校に関しては各学校の決定事項とされており、国は、給食の価格と栄養・衛生面での品質について全国の基準を定めています。
2018年10月2日
長かった夏休みが終り、新学期が始まりました。 フランスは9月が新年度のスタート。子どもたちは新学年へと進級します。 といっても、入学式や始業式のような式典はありません。 初登校日もあっけらかんと普通に始まるので、日本の習慣からすると何やら味気なさを感じます。
2018年9月11日
毎日暑い日が続きますね。リヨンの夏は日本のように湿度が高くないので、歩いたりしない限りあまり汗が出てこないかわりに、のどが乾いてふうふう言ってしまう、まるでオーブンの中で焼かれるような暑さです。 冷房があまり普及していないフランスですが、湿気がない分、逆に日中は窓と鎧戸を閉め切って陽光...
2018年7月31日
フランスでは「30%以上の乳脂肪を含む乳」をクリームといいますが、実際に家庭用として売られているクリームで乳脂肪30%を超えるクリームはほとんどありません。 乳脂肪35%のクリームもあるようですが、置いてあるスーパーは多くありません。 売り場の半分くらいを、乳脂肪分12%以上30%未満の...
2018年5月30日
いろいろな種類のクリームが存在する酪農大国フランス。 フランスでクリーム(crème)は「100gあたり30g以上の乳脂肪を含む乳」と定義されています。 生乳には3 - 5%の乳脂肪が含まれているので、1リットルのクリームを作るためには7 - 10リット...
2018年5月15日
夕食までの時間、愛ちゃんは最近、お気に入りの麦茶ミルクを飲んでいます。 元気くんも部活の野球の練習から帰ってきて、牛乳をゴクゴク大きなコップで飲みほしました。 「部活の後の牛乳は最高だな!」 「でも、牛乳って太るんだって。」 「誰が言ってたんだ?愛は前より牛乳を飲むようになったけ...
2018年4月26日
最高気温が氷点下の日も多くあり、2月は厳しい寒さが続きましたが、3月に入ると暖かい日と寒い日が交互に繰り返されるようになりました。 日が少しずつのびてきたり、木の芽がふくらんできたりしているのを見ると、春が一歩ずつ近づいていることを実感します。そしてこの時期、ワクワクした気分を盛り上げてくれる...
2018年4月19日
世界中で消費量が増えたことにより国際価格が高騰したバター。 フランスが価格上昇により他国よりも影響をうけるのは、バターに関して輸入国でもあり、世界最大の消費国だから、ということはわかりました。 2017年夏、フランスのバターの卸売価格は年初に比べて2倍近くになりました。 ペストリーやベーカ...
2018年2月26日
世界で一番バターを食べている国、フランス。いつもは山のようにバターが並んでいるスーパーの棚が2017年秋に様変わり。品薄状態が続いた要因を探ってみると、興味深い背景が見えてきました。 2015年現在、フランスの一人当たりのバター消費量は8.0kg。2013年に7.7kgだったのが、...
2018年2月8日
お母さんが仕事から帰ってきて、晩ご飯の支度をしにキッチンへ。おばあちゃんは風邪気味でお部屋にいます。寂しかった愛ちゃんは 「お母さん、ノド渇いた~」と部屋から出てきました。
2017年12月27日
フランスで料理や菓子作りに欠かせないバター。なかでもバターをたっぷり練りこんでサクサクに焼き上げたクロワッサンはいかにもフランスらしい印象があります。 小麦粉の割合に対し、約50%ものバターが使われるクロワッサン。そのクロワッサンが今、バターの価格高騰でフランスの店頭から消えるかもしれない、と...
2017年12月26日
街路樹の葉が黄色や赤に色づき、秋の深まりを感じるフランス。フランスの秋は日本の秋よりも短く、少しさみしくなる季節ですが、農業大国フランスのマルシェ(青空市場)には秋を代表する味覚がずらりと並び、賑わいを見せています。 日本ではみかけないきのこや根菜類など、夏よりもたくさんの種類の野菜や果物が溢...
2017年11月30日