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腸、いい感じ

腸、いい感じ(1)〜腸の健康を左右する、善玉菌と悪玉菌〜

牛乳・ヨーグルトで、お腹もお肌もイキイキ元気。「腸、いい感じ」第1回目では、美容と健康に大きく影響する「善玉菌」と「悪玉菌」をみていきましょう。
腸の中には、善玉、悪玉に分けられる、たくさんの腸内細菌がすんでいます。 腸の健康はこの腸内細菌の善悪のバランスに左右され、 それがひいては全身の健康と美容にも大きく影響しています。 この細菌のバランス維持に大きな役割を担っている食品が、 乳糖を含む牛乳や、発酵食品であるヨーグルトです。 健康のために、お肌のために、腸内細菌の体に及ぼす影響や、 牛乳・乳製品の役割について知っておきましょう。

腸の健康を左右する、善玉菌と悪玉菌

 私たちの腸の中には100種類以上、100兆個を超える細菌がすみついています。でも生まれたときからすみついているわけではありません。

生まれたての赤ちゃんの初めての便(胎便)はふつう無菌です。それが3、4時間後には腸内に大腸菌や腸球菌などが出現しはじめ、生まれてわずか1日目で総菌数が便1g当たり1000億個を超えてしまいます。
やがて3~5日目にはビフィズス菌が出現し、最優勢となり、大腸菌や腸球菌は極端に減って赤ちゃんの健康が守られるのです。 

これらの腸内細菌は、健康維持に働くビフィズス菌などの「善玉菌」と、健康を阻害する作用のあるウェルシュ菌、大腸菌などの「悪玉菌」に分けられます。 

腸内には、この善玉菌と悪玉菌が常になわばり争いをしながら一定のバランスを保ってすみつき、善玉菌が多いか少ないかによって腸の健康状態が左右されます。


年齢による腸内菌叢の変化

悪玉菌が体に及ぼす「悪」とは

 善玉菌が多いと悪玉菌の活動が抑えられ、腸内は健康に保たれ、がんや老化の原因となる有害物質が減り、免疫力もアップします。
また、腸の運動が活発になるので、便秘も抑えられます。 

逆に善玉菌が減り、悪玉菌が優勢になると、腸内は腐ったような状態になります。
その結果、便秘や下痢を引き起こしたりします。 これは悪玉菌が有害物質を作り出すためで、それが腸から吸収されると、疲労や肩こり、肌あれなどの原因にもなるのです。

この有害物質の中には発がん性のある物質もあり、大腸がんなどの原因ともなります。


善玉菌と悪玉菌の働き

食生活、便秘、加齢で腸内バランスが崩れる

 善玉菌が減り、悪玉菌が増える理由はさまざまです。  

悪玉菌は動物性たんぱく質を好むため、肉中心の食生活は悪玉菌を増やします。また、肉中心では野菜も不足しやすく便秘になりがちです。  また便秘そのものも、さらに悪玉菌を増やす原因となります。

ビフィズス菌などの善玉菌は、大腸の入り口で増殖するので、便が大腸を通過していく間にだんだんとその働きは弱まります。つまり、便の通過時間が長いほど悪玉菌が増殖しやすくなるというわけです。そして、便が滞ると悪玉菌が増殖してどんどん有害物質を出し、それが腸から吸収されてしまうのです。  

また、加齢もバランスをくずす原因となります。若い頃はビフィズス菌が腸内細菌の10~20%以上を占めていますが、老年期になると5~6%くらいになり、中には全くいなくなってしまう人もいます。
一方、悪玉菌は増えやすくなります。
またビフィズス菌でもあまり善玉といえない種類が増えることもあります。

しかし、これには個人差があり、若くてもひどい便秘を抱えている人は、ビフィズス菌が5%以下ということもあるようです。

細菌バランスは、ウンチでチェック

 自分の腸内細菌のバランスを知る一番簡単な方法は、毎朝トイレでウンチを観察することです。

理想は黄色みが強い黄褐色。においも少なく、小さめのバナナ状がよいといいます。
強烈な悪臭や黒っぽいカチカチのウンチは要注意。悪玉菌が増えている可能性があります。また、おならの臭さにも要注意です。

2004年7月30日

j-milk magazine ほわいと 2004夏号より

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