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ミルクの仕事人 食人(しょくにん)インタビュー

学校給食の食人に注目! こどもたちにとって牛乳はどんな存在?

—ミルクの仕事人 食人(しょくにん)インタビュー—
ほわいと(2010・夏号より)

今回は、小学校でこどもたちの食生活サポートを行う先生にお話を伺いました。

学校給食は、こどもたちのすこやかな成長をサポートする大切な食事のひとつ。牛乳・乳製品もカルシウムをはじめ、優れた栄養源として、日々こどもたちの成長を応援しています。

最近の学校では、給食を通して「食」について教えるだけでなく、日常生活における食育活動全般に広くかかわりながら指導しています。そこで、学校栄養士の先生にその様子についてお話を伺いました。


千葉県船橋市立船橋小学校 学校栄養職員 熊崎浩子さん
 

— 学校栄養士とはどのような仕事ですか?

学校栄養士というと、みなさん給食の献立を立てることは理解されていますよね。それも大切な仕事のひとつですが、こどもの口に入るまでの工程、いわゆる給食管理がおもな仕事なのです。

私たちは、文部科学省が定める学校給食摂取基準に基づいて献立を作成し、発注及び検収を行っています。
学校給食では安全性はもちろん、「地産地消」の推進も。千葉県では「千産千消」といい、船橋産や千葉県産を購入していることをこどもたちに伝えています。


そして、調理員の体調管理や調理過程での衛生管理も大切な仕事です。食中毒対策として、最終仕上げからこどもたちの口に入るまでの時間は2時間以内と決められています。

限られた時間内で、調理員と連携しながら調理。自校式の給食の利点をいかし、あたたかいものはあたたかく、冷たいものは冷たく提供するよう心がけています。

ほかにも、給食時間にはこどもたちの様子を見に行き、午後は食材料費の計算をしたり、日誌をまとめたりすることが日常の職務です。

 

— 学校給食が食育に果たす役割は?

今、学校給食では「食育全体計画」を基に献立を「いきた教材」とし、食育を推進するよう求められています。授業にもどんどん参画するようにいわれています。

栄養管理はもとより、安全でおいしい献立を毎日提供すること。そんな日々の「信頼関係」が根底にあってこそ、給食が「いきた教材」となり食育につながるのだと思っています。
 

— 牛乳・乳製品に対する指導はどうしていますか?

本校のこどもたちは、特に指導がいらないくらい牛乳をよく飲みます。
これからは、なぜ牛乳を飲んだ方がよいのかを、もっと教えていかなければならないと思っています。

高校生になり給食が終わっても、飲むのをやめてしまわないように。Jミルクさんからいただく資料も、よく活用しています。骨粗しょう症の話や、骨の模型はインパクトがあるので、指導に効果的です。

牛乳・乳製品を使ったメニューは、定番ですがデザートやシチューが多いです。
脂肪の摂取量を控えめにしたいので、低脂肪乳やスキムミルクも使用。チーズは少しずついろいろな料理に入れています。
ヨーグルトはタンドリーチキンや、夏野菜カレーに入れると素材のおいしさがぐんと引き立ちますよ。

— これからのために取り組んでいることは?

こどもたちには「舌にもお勉強させてあげてね」とよく声をかけます。保護者の方にもお話していますが、「食歴を豊かにしよう」ということです。
また、食べ物を大切にし、感謝する気持ちを養っていってほしいと思っています。

給食は、いくらすばらしい献立を考えても、調理員がおいしく作ってくれてこそ成り立つもの。

担任の先生が、調理員が手間をかけて作っていることをこどもたちに伝えてくださいます。これも大切な食育のひとつ。

「ありがとう」「おいしかったよ」というこどもたちの言葉が私たちの一番のごほうびなのです。給食を通して、あたたかな心のコミュニケーションをはかれたら、いうことはありません。


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成長期のこどもたちの、カラダも心も育む給食。大切な食事の中で、牛乳も一翼を担っているのですね。

熊崎さんのこだわり拝見

受け継がれる調理カード

船橋の調理員と栄養士は全員もっている、代々受け継がれているカード。
仲間同士で、調理科学に基づいた研究を行っています。

研究の成果がまとめられそれぞれの手元に。手作りにこだわればこそですね。

掲示板で楽しく指導

こどもたちに、給食以外の時間でもしっかり食事の大切さを伝えることができるよう、手作りの資料で掲示板を作っています。

「千産千消」とともに、地元の名産を紹介したり、「かむ」ことの大切さを伝えるためにクイズを出題したり。楽しまれているようです。

声をかけてこどもたちとふれあい

いいことも、悪いことも、話しかけることが大事。できたらほめてあげることは、大切なコミュニケーションです。

特にランチルームでは会話もはずみます。そんな日頃の交流から、こどもたちから熊崎さんと調理員へ感謝のお手紙が。感激もひとしおです。
 
 ※このインタビューは2009年時点のものです。
 下記から他の仕事人のインタビューもご覧ください。

2015年4月27日

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