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ミルクに学ぼう

食育実践記 牛乳の味わい大研究

もっとおいしく楽しもう!牛乳の味わい大研究

牛乳、そして牛乳から作られる乳製品は、それぞれに違った香りや味わい、調理特性を持っています。今回は、晃規くん(小学校4年生)、奈那ちゃん(小学校2年生)の兄妹が、デザート作りに挑戦。オリジナルのおやつを考え、調理することで、牛乳・乳製品のおいしさのヒミツを探りました。 

知ってる?牛乳のなかまたち

牛乳はそのまま飲まれるだけでなく、生クリームやバター、チーズなど、多くの乳製品に姿を変えて食卓にのぼります。「どの乳製品を知ってるかな?」とお母さんの質問に、「ヨーグルト!」と図をさす晃規くん。バターやチーズもわかりました。「じゃあコンデンスミルクは?」と聞いてみるとこれは知らない様子。「イチゴにかける甘くてトロッとしたミルクよ」というお母さんの説明に、こどもたちはピンときました。他にも赤ちゃん用のミルクやいろいろな種類のチーズなど、いつも飲んでいる牛乳から、こんなにたくさんの乳製品ができるのに驚きです。発酵や熟成などの過程で違う味や特性が生まれるのです。 
 
▲一番好きなのは? と聞くと「ボクは牛乳!」「私はバター!」と元気な声
 牛乳のなかまたち

■味やにおいも違うけど、おいしい飲み方や食べ方も違うの?

乳製品のいろいろな名前を教えてもらった二人。今度はコップやお皿にとって比べてみることに。サラッとしたものやトロリとしたものなど、同じように見えても違うようです。なめたり、においをかいだり、乳製品の特徴を考えます。「牛乳を入れたお料理は白くなるんだよね」と奈那ちゃん。そう、牛乳は白くて味がまろやか。「肉や魚のにおいを消す役目もあるのよ」とお母さん。バターは料理に入れると香ばしくていい香り。混ぜるとふんわりサクサクのお菓子が作れます。

「こっちはヨーグルトと牛乳が合体した感じ」と、のむヨーグルトを味わう晃規くん。ヨーグルトはやさしい酸味が特徴で、さっぱりとしたコクがあり、なめらか。料理では肉をやわらかくする働きもします。

生クリームは「牛乳に似ているけど、よく見ると違うよ!」カップを傾けるとゆっくり動いて、色は薄いクリーム色。なめらかでコクがあり、撹拌するとバターとバターミルクに分かれます。「撹拌ってなに?」と奈那ちゃん。「よくかき混ぜることよ。かき混ぜていると生クリームがバターに変身するの」なんだか、興味津々です。 
 牛乳はおいしい料理の演出家!

 ■さて、牛乳を使ってどんなデザートを作ろうかなぁ 

牛乳や乳製品の特徴を確認した二人は、それぞれ夏のデザートを作ることに。晃規くんは牛乳・ヨーグルトとフルーツの冷たいシェイクを、奈那ちゃんは生クリームを混ぜてバターができるかを確かめ、そこにフルーツを加えたお菓子を考えました。どちらも乳製品の特性を利用して簡単に作れるので、一人で挑戦です。どっちが上手にできるか、兄妹でデザート対決。「負けないぞ!」「私もがんばる!」と、はりきって材料をそろえます。
 

デザートづくりスタート!

■大好きなバターを使っておいしいおやつを作りたい

奈那ちゃんは早速、生クリームを泡立て器で混ぜはじめます。最初スイスイ動いていた手も、徐々にトロリとしてきた生クリームに「アレ? だんだん、重くなってきたよ」。どんどん混ぜるとさっきまでのトロトロ感がなくなり、モソモソとしたかたまりができはじめました。そのうちにじんわりと水分が・・・。この水分がバターミルクで、かたまりがバターです。ボウルの中をちょっと味見。「ほんとだ! バターだ」。塩を入れるとおなじみのバターになりますが、今日はマーマレードで甘みをつけ、くるみとクランベリーを混ぜ合わせます。ラップで包んでかたちを整えたら冷蔵庫へ。薄く切ってクッキーのハート型で抜いてクラッカーにのせれば『クランベリーバター』のできあがり。 
 
▲お母さんに手伝ってもらってラップで棒状にまとめていきます。

■ヨーグルトと牛乳をシャカシャカ!シェイクを作るぞ

晃規くんは『ミックスフルーツシェイク』を作ります。まず、缶詰のパイナップル、フルーツトマトなどを小さな角切りに※。それからプレーンヨーグルトと牛乳をシェイクの容器に入れていきます。「うん、もう少し牛乳を入れたほうが飲みやすいかな。でも、多すぎるとヨーグルトの味が消えちゃうし…」と晃規くん。慎重に牛乳を注ぎ足しました。それから、かき氷を作ります。ここがポイントです。

大きめのグラスにかき氷を1/3ほど入れ、その上に切ったフルーツをたっぷり。そして、容器にヨーグルトと牛乳、そしてかき氷を入れて、ふたをしっかり閉めて思いっきりシェイク! トロリとした食感に氷のひんやり感がプラスされたヨーグルトシェイクになりました。

かき氷とフルーツを盛りつけたグラスに、このシェイクを注げばできあがり。白いシェイクにフルーツの色が映え、奈那ちゃんも大よろこび。くずして食べても、混ぜて飲んでも、冷たくておいしいヨーグルト味のシェイクです。

※フルーツはお好みで。ただし、生のメロン、パイン、キウイフルーツなど、たんぱく質分解酵素を含むフルーツを入れてから時間をおくと苦みがでてきます。作ったらすぐに食べることをおすすめします。 
 

■今日の審査員はお母さん

二人が作ったデザートにお母さんは感心。「フルーツ味のバターもおいしい!」「フルーツトマトにはびっくり。いろんな味が牛乳に合うのね」と、判定は難しそう。結果は泡立てをがんばった奈那ちゃんに、お兄ちゃんの晃規くんが勝ちをゆずり、みんなでおいしいおやつをいただきました。 
 

体験しての感想

バターが好きなのでレーズンバターみたいなお菓子にしました。泡立て器で混ぜるところがおもしろかった。途中でだんだん重くなってきて、そこがちょっと疲れた。かわいいハート型のバターも作れたよ。
(奈那ちゃん) 
 
▲奈那ちゃん(小学校2年生)
いろいろなフルーツを切ったり、ヨーグルトと牛乳を混ぜて振るところがおもしろかった。味見をしながら自分の好きな味にしました。フルーツの組み合わせを工夫したのでおいしくできたと思います。
(晃規くん) 
 
▲晃規くん(小学校4年生)

食育コラム:心に残る、おいしさの記憶 管理栄養士 吉川直美さん

こどもといっしょに「お料理」というと、めんどうなことと思っていませんか?こどもにとっては料理も遊びの延長線上にあり、晃規くんと奈那ちゃんのように、おとなが思うよりも簡単なことで、よろこびや新しい発見をし、満足できるひとときが過ごせるものです。

そして、もうひとつ大切なのは、自分の舌で味を確かめること。こどものときに食べた味の記憶が、おとなになってからの豊かな食生活の基礎になるといわれています。おいしさの記憶は、楽しい思い出といっしょに残るもの。夏休みに、こどもたちといっしょにMy食育実践記をつくってみませんか? 

2006年6月1日

ほわいと(2006夏)より

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