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バターを使って毎日をもっとおいしく

MILK通信II ほわいと(2002・春号より)

トーストの上でトロリと溶けたバターは、その奥深い香りとともになんともいえないおいしさがあります。
バターは、乳を利用した加工食品としてはもっとも古い歴史をもっており、インドの古い経典には紀元前2000年ごろ、すでにバターらしきものが作られていたという記録がみられます。

バターの種類と特徴

成分や製法の違いによって、バターは次のように分けられ、それぞれ香りや味わいも異なります。
発酵、非発酵それぞれに有塩、食塩不使用タイプがあります。
成分による分類

有塩バター(加塩バター)
風味をよくし、保存性を高めるために、製造中に食塩を加えています。食塩の含有率は1.5%くらいです。
食塩不使用バター
主に製菓用や調理用に使われます。病気などで食塩を制限している人も利用できます。食塩が入っていないので保存期間は有塩バターに比べると短くなります。かつては 無塩バターといっていましたが、栄養表示の法律改正(平成8年)により、食塩不使用バターとなりました。

製法による分類製法による分類製法による分類

非発酵バター
乳酸発酵させないクリームが原料で、クセのないバターです。日本ではこのタイプが主流です。
発酵バター
原料のクリームを乳酸菌によって発酵させて作ったもので、特有の芳香があります。ヨーロッパではこのバターがほとんどです。

バターの栄養

バターには、良質な乳脂肪と豊富な脂溶性ビタミンが含まれています。乳脂肪は消化がよく、赤ちゃんの離乳食や胃腸の弱い人、お年寄りにも適しています。成長に欠かせないビタミンAは肌や粘膜を健康に保ち、細菌に対する抵抗力を強め、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、ビタミンEは老化を防ぐ効果があります。

意外に少ないコレステロール

バター100g当たりのコレステロールは210mgですが、1回に食べる量で考えるとそれほど多くはありません。たとえば、食パン1枚にぬる量 (8g)で17mg、料理で使う大さじ1杯(12g)では25mgです。
コレステロールは細胞膜や胆汁酸、性ホルモン、ビタミンDの材料にもなるので、食事から摂るだけではなく、体内で毎日1000~1500mgもつくられている大切な栄養素です。
エネルギー(Kcal)も、バターはサラダ油と比べると約2割も少ないのです。

バターでもっとおいしく

トーストやソテーだけでなく、料理の仕上げにひと切れ加えて、ひと味違ったおいしさを試してみてはいかがですか。たとえば、いつものみそ汁やスープ、ラーメンに加えてもいいでしょう。あるいは、やわらかくしたバターに、みじん切りのハーブや、にんにく、らっきょうなどの薬味、レーズンやフルーツなどを混ぜて冷蔵庫で固めれば、手軽にオリジナルバターができます。パスタにからめたり、肉、魚のソテーにトッピングすれば、いつもとは違った風味が楽しめます。
毎日の食卓を、バターのおいしさでもっと充実したものにしてみませんか。












MILK通信II ほわいと(2002・春号より)

2002年4月1日

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