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牛乳百科事典トップ > 母乳は哺乳動物にとって最高の食品
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Issued 2004/04/01

母乳は哺乳動物にとって最高の食品

哺乳動物の発育と乳組成の関係
哺乳動物の乳は、それぞれの子供の成長に適した成分組成と泌乳量を自然に備えています。当然、動物の種類によって、その乳成分組成はまちまちです。鯨やオットセイなどの水棲動物や北極熊などは、乳固形分40%以上、乳脂肪分30%以上と濃厚な乳を出します。
一方、人乳や馬乳のように、乳固形分11〜12%、乳たんぱく質が1〜2%と少なく、逆に乳糖が6〜7%と多い例もあります。牛乳は後で述べるように、個々の乳成分含有量では、哺乳動物の中で中間的な数値を示し、バランスのとれた乳といえるでしょう。
ところで、哺乳動物の乳成分のうち、たんぱく質とミネラル、さらにミネラル中のカルシウムとリンの含有量は、図のように、その動物の成長速度と密接な関係をもっています。
乳を唯一の食物とする哺乳中の幼い動物は、母親の乳のたんぱく質から筋肉をはじめ、体の組織をつくり、ミネラル中のカルシウムやリンなどから骨格や歯のような固い組織をつくります。このような体の主な組織の形成の早さ、つまり成長速度に見合った濃度で、それぞれの動物の乳の成分が構成されているのです。
自然の摂理といいますか、哺乳動物の乳は自分の子供の発育に適した乳成分組成を持つので、乳はその動物の子供にとっては、最高の食品ということになります。