j-milk magazine ほわいと 2007冬
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私たちのカラダと牛乳たんぱく質
私たちのカラダは細胞レベルで見ると、外見上は変化がないようでも常に中身が入れ替わっています。早いものでは一ヶ月、遅いものでは半年ほどでカラダの細胞は新しくなっています。
カラダは食べ物でできている
私たちは毎日の食事からたくさんの栄養を摂っています。単にカラダを動かすためのエネルギーだけが必要ならば、これほど多くの量と種類の栄養を毎日摂る必要はありません。これは細胞の入れ替わりに多くの栄養が必要だからです。

つまり、今のカラダのほとんどは、この約半年間で食べた食事でつくられているのです。
牛乳の「たんぱく質」
食事から摂るたんぱく質は、私たちのカラダの構成にもっとも大切な役割を担っています。

たんぱく質は20種類のアミノ酸からできていますが、このうち、体内で合成できない9種類の必須アミノ酸は食物で摂るしかありません。従って、良質のたんぱく質を効率的に食事から摂ることが大切です。

牛乳は必須アミノ酸に富んだたんぱく質を含んでいます。鉄やビタミンCを除くと各種栄養素の密度が高く、少ないカロリーで効率的に栄養を摂取できます。

牛乳のたんぱく質の主成分であるカゼインは分子が集まった立体的な球状構造(ミセル構造)になっています。消化酵素が働きやすい構造なので、消化吸収に優れています。また、加熱や酸凝固などによってもその栄養価は変わりません。牛乳のたんぱく質が酸で固まる性質を利用したヨーグルトやチーズを上手に利用することで、私たちは牛乳の良質な栄養を手に入れることができるのです。

食事のもうひとつの大切な役割である、「楽しく」食べるためにも牛乳は広く利用されています。特にヨーグルト、チーズ、クリーム、バターなどの乳製品は牛乳の優れた特性や風味で食事のおいしさと楽しさを演出しています。

カゼインミセル
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ヨーグルトの乳酸菌
ヨーグルトやチーズに使用されている乳酸菌。カラダにとてもよいといわれている乳酸菌ですが、その理由は?また乳酸菌はどこから来るのでしょう。知れば知るほど不思議なその秘密。
乳酸菌とは
乳酸菌とはブドウ糖や乳糖などの糖類からすっぱい乳酸を作る細菌です。乳酸菌はどこにいるのでしょう。実は身の回りの自然のありとあらゆるところにいます。そして有機物を栄養にしながら生きているのです。

乳酸菌は大きく3つのグループに分かれます。
牛乳など動物の乳の発酵がとても得意なグループ。
植物類の発酵(漬物、ぬか漬、キムチ、味噌、しょうゆなど)がとても得意な植物乳酸菌のグループ。
人や動物の腸内に生きているグループ。

ヨーグルトやチーズのはじまりは、乳の発酵が得意な天然の乳酸菌がしぼった乳に入り、発酵したものです。現在では自然の中から選んだ乳酸菌を、培養により増やして使っています。
カラダによい乳酸菌
ヨーグルトの乳酸菌がカラダによいことを世界ではじめて唱えたのは、ノーベル賞を受賞したロシアの学者メチニコフ。それから約100年が経ちましたが、最近の研究でも乳酸菌の新しい効果が、いろいろと見出されています。

乳酸菌の効果で大事なのはまず「おなかの調子を整える作用(整腸作用)」です。これは生きた乳酸菌の入ったヨーグルトなどを食べることで、腸の環境をよくして、便秘や下痢の予防など、おなかによい作用をもたらすものです。

また最近では胃のピロリ菌を抑制するものも知られています。

もうひとつの大きな効果は「免疫刺激」です。テニスコートほどもあるといわれる私たちの腸の表面積。腸は最大の免疫器官です。その中にある免疫細胞を刺激することによりカラダの抵抗力が増し、さまざまな病気に対して強くなります。最近の研究では花粉症などのアレルギー症状の緩和や、病気に対する感染予防、また動物試験でわかっているがんの予防効果などが知られています。
ヨーグルトの中の乳酸菌(球菌と桿菌)
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