この書籍は1891(明治24)年に、ドイツ人の小児科医ブハイフュル著の「育児論」を参考にして足立寛(1842~1917・医師・医学者・軍医総監)が翻訳し「育児談(出版元日本赤十字社)」を上梓しました。出版目的は日本赤十字社篤志看護婦人会の夫人令嬢を対象に小児教育の方法を教育するものでありました。序には北白川能久親王妃殿下が記しているのも大変珍しいことです。目次は第一~第八迄の112頁に構成されています。第四は牛乳であり、①人工栄養の一般の注意、②貯乳器及び搾乳壜の取扱、③良性牛乳、④牛乳取扱、⑤牛乳を希釈する法、⑤過量の牛乳を興フルの害、⑥煎熬乳(せんごうにゅう)(=コンデンスミルク)について解説しています。当時コンデンスミルクを煎熬乳と呼称したのも面白いといえます。
タイトル | 育児談 |
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著者 | ブハイフュル 著 足立寛 訳 |
出版社 | 日本赤十字社 |
年 | 1891年(明治24年) |
都道府県 | - |
Jミルク保有 | あり |
アーカイブ項目 | リンク |
外部リンク | http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/849203 |
分類 | 栄養・医学 |
印刷準備中...