この書籍は、1894(明治27)年に下総御料牧場主馬頭の子爵・藤波言忠、同牧場長・新山荘輔により序において本誌の発刊主旨が書かれた「下総御料牧場沿革誌(出版元下総御料牧場)」です。目次は沿革を第1期、第2期、第3期、第4期に分類し、第1期は下総牧場の起源からはじまり、第2期からは総説、育羊、育馬、育牛、養豚、耕転、植林、人員、経済について176頁わたり論じています。育牛之部では乳牛の輸入、改良、斃牛、飼料などの各論を1875(明治8)年〜1893(明治26)年の18年間にわたる詳細な記録を残しています。そしてアメリカ人ジョーンズが招聘され牧場の基礎をつくったこと、また東京府下南豊島第2御料地内(現在の渋谷区)に南豊島御料乳牛場を置き、乳牛を本場から運び、「御料牛乳」を製造し、各親王家に供したことが記載されています。ここでの牛乳製造にかかるルールとして、1891(明治24)年に御料乳牛掛章規定が8条にわたり交布されました。
タイトル | 下総御料牧場沿革誌 |
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著者 | 藤波言忠、新山荘輔 |
出版社 | 下総御料牧場 |
年 | 1894年(明治27年) |
都道府県 | 千葉県 |
Jミルク保有 | あり |
アーカイブ項目 | リンク |
外部リンク | http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/993792 |
分類 | 組織・企業 |
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