酪農乳業史デジタルアーカイブス

妊婦必読安産の心得

1890年代(明治23-明治32) / -

概要

この書籍は、女医・吉田覧子(1868〜?)が1897(明治30)年に上梓した「妊婦必読安産の心得(出版元保成堂)」です。目次は、妊娠微候、分娩期を知る法、分娩期準備、産褥期の注意、保育法の4部に構成され42頁になっています。特に保育法の項目の中には牛乳を使用した人工栄養法について掲載されています。牛乳を用いて乳児に与える割合は、①生後1ヵ月から3ヵ月:牛乳1分・水3分、②生後4ヵ月から6ヵ月:牛乳1分・水2分、③B生後7ヵ月から9ヵ月:牛乳1分・水・1分、④生後10ヵ月から12ヵ月:牛乳2分・水1分、と希釈法を示しています。なお山間僻地など牛乳を得る事が出来ない地域では「コンデンスミルク」を用いるとよいと奨励しています。

タイトル 妊婦必読安産の心得
著者 吉田覧子
出版社 保成堂
1897年(明治30年)
都道府県 -
Jミルク保有 あり
アーカイブ項目 リンク
外部リンク http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/849192
分類 栄養・医学

お探しの資料を
検索する場合はこちらから

印刷準備中...