この書籍は、1910(明治43)年に、下田歌子が上梓した「婦人常識の養成(出版元・實業之日本社)」で、後に八版まで出版されます。著者は婦人の常識を立派に養成することが目的であったようです。目次は、婦人の覚悟、慈恵、勇気、信念、宗教、教育、常識、学問、職業、手芸、礼法、音樂、遊芸、装飾、交際、趣味、衛生・経済思想、母としての婦人など27項目に亘り611頁に構成されています。特に母としての婦人の項に、人乳、牛乳、山羊乳を比較し、成分的には類似しているので、乳児の人工栄養として勧めています。なお、下田歌子は「母親の心得」(1898年)においても人工哺乳について解説しており、当時の牛乳推奨者といえます。
タイトル | 婦人常識の養成 |
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著者 | 下田歌子 |
出版社 | 實業之日本社 |
年 | 1910年(明治43年) |
都道府県 | - |
Jミルク保有 | あり |
アーカイブ項目 | リンク |
外部リンク | http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/899549 |
分類 | 栄養・医学 |
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