この書籍は、1910(明治43)年に、高松豊吉(東京帝国大学名誉教授・工学博士)、丹波敬三(同大学名誉教授・薬学博士)、田原良純(東京衛生試験所長・薬学博士)の連名で上梓した「化学工業全書(第九冊)乳業産物・人工栄養品(出版元・丸善、南江堂)」です。目次は、乳業産物、第一章乳の通論、第二章乳の実用(1?363頁)に編集され、牛乳成分に新しい学説を取り入れ、また各種乳製品の製造法を紹介しています。さらに人工栄養品では16項目を(117頁)をあげ、特に牛乳類の中に「アルブモーゼン乳(卵・牛乳・クリームを混合したスープ状のもの)」、「バックハウス乳(クリームに乳糖を混合したもの)」などを上げています。本書の影響により東京を中心にヨーグルトの製造が滋養物として広がったという稀本です。
タイトル | 化学工業全書(第九冊)乳業産物・人工栄養品 |
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著者 | 高松豊吉、丹波敬三、田原良純 |
出版社 | 丸善、南江堂 |
年 | 1910年(明治43年) |
都道府県 | - |
Jミルク保有 | あり |
アーカイブ項目 | リンク |
外部リンク | http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1087882 |
分類 | 技術・衛生・家畜 |
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