この書籍は、1926(大正15)年、東京朝日新聞経済部(牧野輝智)が上梓した「金と物どう動く?(出版元日本評論社)」です。目次は序編(4)、金編(26)、物編(46)、終編(4)の編集で333頁に構成されています。物編のなかで、地方から運ばれる牛乳の量と題して、乳価について論じています。例として牛乳一升は、東京は32銭、房州(現在の千葉県南部地域)は17銭と、かなりの格差があります。買い手側からすると房州の牛乳が安いのですが、房州から東京まで搬送すると煉乳会社経由で鉄道運賃など14銭6厘かかりほぼ同価額となることから大きなメリットがない旨が書かれています。当時の乳価や輸送運賃などが記載された貴重な史料と言えます。
タイトル | 金と物どう動く? |
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著者 | 東京朝日新聞社経済部 編 |
出版社 | 日本評論社 |
年 | 1926年(大正15年) |
都道府県 | 東京都 |
Jミルク保有 | あり |
アーカイブ項目 | リンク |
外部リンク | http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1016627 |
分類 | 経済・経営・統計 |
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