玉利喜造は日本で最初に農学博士となり、盛岡高専や鹿児島高専を開設しました。日本の農学全般にわたって多くの偉業をなしとげられた方で、酪農乳業関係では「種子島牧場」の整備について記載されています(265頁)。営林署の所轄であった種子島牧場を大正元年11月に譲り受けました。その後、農商務省より保管転換を受け、大正4年に開設しました。牧場の初代主事は米山豊教授でした。開設当初は5頭(オス1、メス4)のホルスタインを飼育し、それらの名前が記載されています。戦後は肉用牛に暫時切り替わりました。当初から乳製品の製造も行われ、大正6年にはバターおよびチーズの本格的な製造が行われていました。
タイトル | 玉利喜造先生伝 |
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著者 | 玉利喜造先生伝記編纂事業会(西力蔵、蟹江松雄、福谷君貞他) |
出版社 | 玉利喜造先生伝記編纂事業会 |
史料所在地 | 鹿児島大学図書館 |
年 | 1974年(昭和49年) |
都道府県 | 鹿児島県 |
分類 | 人物 |
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