この史料は貴重な1次史料といえます。明治9年2月から同27年1月の解社までに磐前県、福島県、菊多磐前磐城郡役所、安達郡役所などに提出した願および指令などの185件の文書を含みます。明治9年2月に磐前県から資金を借入れ、畜牛の頭数をふやし、第1回内国勧業博覧会に粉乳を出品した事、戸渡地域の国有林を借地して放牧し、社旗を掲げた事、安達郡石筵に第二工場を増設・拡張し、さらに牧場開設を企図した事、白井遠平の指導のもとに社業は拡大しましたが、明治26年本宮在の株主から請求があり、遂に解散のやむなきに至った事、その後、遠平の女婿草野登が事業を継承したこと等がわかります。なお、『牧牛共立社 営廳進達届』、『牧牛共立社 會議決議録』はこの史料と関連するものです。
タイトル | 牧牛共立社 願伺御指令綴 |
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著者 | 牧牛共立社 |
出版社 | 牧牛共立社 |
年 | (明治27年頃) |
都道府県 | 福島県 |
分類 | 組織・企業 |
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