54〜56頁に明治から大正にかけての神戸における神戸牛の生産及び牛乳搾取の歴史がまとめられています。神戸にて牛乳販売の嚆矢となったのは守屋類蔵であり、居留地にて外人の行う搾乳販売をまね、小野浜三井倉庫付近で開業し繁盛しました。その搾乳法は当初不完全なものでしたが明治10年頃、小野淺七が花隈に作った搾乳場は比較的完備したものでした。515〜516頁には牛乳や羊乳、畜産製品の販売高の記載があります。牛乳の需要は明治初年に始まり、取締規則は明治11年11月に発布されています。牛乳の販売量は明治11年100石、同16年50石(搾取場10か所)、同37年3、000石、大正3年3、400石、大正7年4、800石となっています。
タイトル | 神戸市史 本編 各説 |
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著者 | 神戸市 |
出版社 | 神戸市役所 |
史料所在地 | 神戸市文書館 |
年 | 1924年(大正13年) |
都道府県 | 兵庫県 |
分類 | 政策・法律・行政 |
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