大正12年2月、北海道畜牛研究会が一週間にわたり開催した「丁抹農業講演会」の講師9人の講演内容を一冊にまとめた書籍です。同研究会会長の宇都宮仙太郎は自ら、なぜデンマーク農業なのかを語っています。北海道庁に派遣され現地で農夫として暮らした音江町の深澤吉平、模範農家として北海道に招へいされて家族で営農した同国人のラーセンは組合製酪業成功までの道のりを紹介しています。校正は出納陽一、編集は乳牛タイムス主筆の戸沢泰蔵が担当するなど、デンマーク型の組合普及こそが北海道農民に自立をもたらす、という関係者の思いがこもった一冊です。
タイトル | 丁抹の農業 |
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著者 | 宇都宮仙太郎 |
出版社 | 平凡社 |
史料所在地 | 北海道立図書館 |
年 | 1924年(大正13年) |
都道府県 | 北海道 |
分類 | 技術・衛生・家畜 |
備考 | 発行所:北海道畜牛研究会、申込所:乳牛タイムス社 |
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