大正9年旧釧路町(現釧路市)から分かれ、昭和30年に昆布森村と合併した新「釧路村」から昭和55年に町制が施行された太平洋岸の釧路町の沿革誌です。第5編第2章に、江戸期からのクスリ場所が佐賀藩から開拓使直轄に移された引継書(明治5年)に民有牛12頭の記載があること、酪農は明治30年代に同町西ヌサマイに牧舎、牧柵を設け、市乳販売を行ったとされる中戸川牧場が紹介されています。702頁には、明治40年3月16日の釧路新聞に掲載された「輸入牝牛補助規定」の申請者名や、明治42年10月に中戸川牧場で開かれた第一回釧路畜産馬匹品評会についても詳しい記述があります。711頁には、「釧路発達史」から、大正9年の釧路国支庁管内町村別牛馬頭数の統計、724頁には「釧路村史」などから昭和20年から45年までの乳牛飼育農家、頭数の統計、727頁には「北海道農林水産統計年報」から昭和47年から63年における釧路町の乳牛の飼育戸数、頭数の推移が引用されています。
タイトル | 釧路町史 |
---|---|
著者 | 釧路町史編集委員会 |
出版社 | 釧路町 |
史料所在地 | 幕別町図書館 |
年 | 1990年(平成2年) |
都道府県 | 北海道 |
分類 | 技術・衛生・家畜 |
印刷準備中...