この組合史の第1章酪農のはじまりの451頁に「日田養育館にホルスタイン」の項に大分県でホルスタインの乳牛を初めて輸入したのは、明治4年の日田県令松方正義でした。松方は淫猥の風甚だ多く、飢餓打ち続き、堕胎、棄児の弊風弥漫するのを慨し、事業基金の寄付を募り「養育館」を設立しました。館児は乳母による人乳と牛乳の哺乳などを以ってしました。また、452頁に県下酪農の草分けとして古い順に明治11年の臼杵の岡部牛乳社、明治19年の白石久太郎が大分市でプラント開始、明治29年日田の岩尾牧場、明治40年の大分牧場、大正14年の別府牛乳、また、昭和32年大分協同乳業K.K(九州乳業K.Kの前身)設立などが記載されています。
タイトル | 大分県農業協同組合史 |
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著者 | 大分県農業協同組合史編纂委員会 |
出版社 | 大分県農業協同組合中央会 |
史料所在地 | 日田市立淡窓図書館 |
年 | 1965年(昭和40年) |
都道府県 | 大分県 |
分類 | 組織・企業 |
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