45年のあゆみの第2編第1章30頁「宮崎県南部酪農業協同組合設立の経緯」の項に宮崎周辺の農乳のはじまりについて記載があります。明治・大正の酪農は都市を中心とした商業的搾乳業、いわゆる牛乳屋でした。明治33年に制定された「牛乳営業取締規則」は市乳と農乳の対立を招きましたが大正8年牛乳営業取締規則の1部が改正されました。こうした南九州の酪農家たちをとりまく諸事情が記載されています。また、24頁に「宮崎および鹿児島における酪農の始まり」の項に宮崎では土田退蔵が酪農を始めた最初の人で、明治7年短角種数頭を内務省勧業局から貸付を受け搾乳業を、明治9年北諸県郡宮丸村の隅元棟貫と愛甲伸雄が角種1頭を勧業局から貸付を受け、西岳村荒襲に牧場を設け繁殖を始めたことなどが記載されています。
タイトル | デーリィ牛乳45年のあゆみ |
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著者 | 南日本酪農協同株式会社 |
出版社 | 南日本酪農協同株式会社 |
史料所在地 | 南日本酪農協同株式会社 |
年 | 2006年(平成18年) |
都道府県 | 宮崎県 |
分類 | 組織・企業 |
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