根室市歴史と自然の資料館が所蔵酪農関係史料目録です。港町・根室には、1875(明治8)年に開拓使の根室牧畜場(根室牧場)が開かれ、海運などで財を築いた商人らが明治20年代から牧場を経営、酪農に取り組みました。同館には、根室牧場や明治35年に開かれた柳田東梅牧場関係の写真や資料が所蔵されています。なお柳田家に関する膨大な資料は「柳田家文書」として北海道立文書館が所蔵、その中に柳田東梅牧場の牛舎やバター製造機器等の写真が含まれています。牧畜を題材にした絵ハガキが所蔵されており、大正4年に根室千島物産共進会を記念して発行された「根室牧場散牧の図」や大正期のものと推測される「真駒内種畜場の放牧」など道内各地の牧場を題材としたもの、年代は不明ですが、鳥瞰図で知られる吉田初三郎による絵はがき「畜産根室」などがあります。その他、酪農関係の所蔵・展示品として、昭和2年に根室の石橋牧場が購入したデラバル社製牛乳分離機(セパレーター)、乳牛つなぎ用ボルト、牛の交配用の精液保存器、雪印乳業�Mと銘のあるろ過器、集乳缶や牛乳運搬に使用された「しょいこ」などがあります。
タイトル | 根室市歴史と自然の資料館所蔵酪農関係史料目録 |
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史料所在地 | 根室市歴史と自然の資料館 |
都道府県 | 北海道 |
ダウンロード | https://www.j-milk.jp/digitalarchives/download/file/C0803_PDF.pdf |
分類 | その他 |
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