新田牧場では、糠内から新和に牧場が移った大正10年に米国式の牛舎を建設し、翌年には北大からホルスタイン種ミドリ号、初藤号を導入しました。大正12年には米国・ウィスコンシン州立大学より血統の優れた種牡牛「ハーベスト・マタドーア・ゼネヴァ号」を3500ドルで購入、他にもセジス系の5頭を輸入し、繁殖のための基礎牛にしました。以降も米国・シアトルのカーネーション牧場から高泌乳の血統の牛を次々に買い付けました。写真1〜4はカーネーション牧場が発行した種牡牛などの血統証明書と当該牛の写真です。ホルスタイン・フリーシアンの純粋種であること、牛の生年月日や血統についての詳細な情報が記載され、輸入手続きに使用されたものです。新田牧場の先進的な取り組みは地域の酪農家に大きな刺激となり、乳牛改良に大きく貢献したと言えます。
タイトル | 新田牧場 高泌乳の輸入牛関係資料 |
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史料所在地 | 新田の森記念館 |
都道府県 | 北海道 |
ダウンロード | https://www.j-milk.jp/digitalarchives/download/file/C0931/C0931.pdf |
分類 | 技術・衛生・家畜 |
備考 | 大正〜昭和初期のもの |
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