平成26年度 全国生乳検査技術者連絡会研修会

■会議報告トップへ・・・Jミルク会議報告
下記のとおり実施されましたので、お知らせいたします。

1.研修会名

平成26年度 全国生乳検査技術者連絡会研修会

2.開催日時

平成27年2月27日(金)13:00~17:45

3.開催場所

TKP東京駅前カンファレンスセンター

4.参加者

生乳検査担当者51名、検査機器メーカー16名、事務局、(公財)乳技協10名、総参加者77名

5.議題並びに内容

1.挨拶
(一社)Jミルク 前田専務
2.講演
(1)演題 「官能評価法」-生乳/牛乳の異常風味の要因とその対策-
・講師 大西技術コンサルタント
・官能検査の基礎(異味異臭検査)
五味識別テスト・濃度差別識別テスト・三転識別テスト・基準集識別テスト・異常風味識別テストについての方法と過去の実習研修の正答結果から検査の基礎を分かり易く講演されました。
・生乳/牛乳の風味変化(原因と対策)
乳脂肪の変質・環境からの移香・生乳の風味変化・牛乳乳製品の風味について実例を挙げながら講演されました。
・訓練方法その他
官能識別感度アップ方法を、訓練・日常・議論・教育のステージ別に具体的に示しながら講演されました。
3.研修
(1)「認証制度運用上の課題、及び検査業務の課題についての意見交換会」
参加者を6班に分けて事前に参加者より提出された課題を各班に1課題を割り振り、グループ討議を実施し、各班のまとめをリーダーが発表致しました。各班発表内容について乳技協よりコメント、アドバイスを受けました。また上記以外に提出された課題については別途個別説明を行いました。
班別意見交換は下記のとおりです。 
意見交換した6課題
課題1 検体採取に係る認証制度の改善について
課題2 顕微鏡にての細菌数と細胞数の正確なカウント方法
課題3 パイロットサンプルの運用上の課題
課題4 認証取得のメリットと取得後の認証の維持管理上の課題について
課題5 検査員の要件について
課題6 外部精度管理調査での認証規程の許容範囲逸脱時の対応についての課題
4.検査機器メーカーよりの情報提供
検査機器メーカーより其々30分間のプレゼンを行なっていただき、各社への質疑応答を行いました。迅速測定器の原理仕組みから自社機器の特性など幅広い内容でしたが、専門的な質問にも丁寧にお答えいただきました。

5.情報交換会
検査施設、機器メーカーのそれぞれの垣根を越えて情報交換を行いました。

以上

生乳検査精度管理トップページへ