【Thinking Milk】意外と知らない粉乳のこと

Thinking Milk
ミルクを知ると、“暮らし方”が見えてくる。

意外と知らない粉乳のこと

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テレビ番組や女性誌などで取り上げられた影響でスキムミルクが注目されています。

スキムミルク(脱脂粉乳)

牛乳から脂肪と水分を除いて粉末状にしたものです。
未開封であれば長期間、保存できるので、お店では冷蔵ケースではなくコーヒー・紅茶などの売り場にあることが多いようです。水やお湯に溶かして飲む以外に、料理にも使いましょう。

おすすめはホットケーキ、お好み焼きなどの粉ものの料理や、ハンバーグやつみれなどに混ぜること。
ミルクの風味が加わっておいしくなるとともに、大さじ3杯で牛乳コップ1杯と同じくらいのカルシウムが摂れます。
開封後も常温で保存し、早めに使いきりましょう。

スキムミルクの他にも、牛乳からいろいろな粉乳が作られています 

クリーミングパウダー(コーヒーホワイトナー)

コーヒー用にクリームなどを粉末にしたもので、乳脂肪のものと植物性脂肪のものがあります。

脂肪の含有量はどちらもあまり変わりません。
脂肪は乳脂肪、植物性にかかわらず1グラム当たり9キロカロリーなので、エネルギーに差はありません。 

調製粉乳(育児用粉ミルク)

牛乳や乳製品に乳幼児に必要な栄養素をプラスして母乳の栄養に近づけた乳児用と、9ヶ月から3歳児頃までの成長に役立つフォローアップミルクがあります。 

市販はされていませんが

菓子やパンなどの原材料欄に全粉乳、ホエーパウダーなどの文字を見たことはありませんか?
牛乳の味が加わることでおいしさがアップします。

全粉乳は牛乳そのままを粉末にしたものです。
ホエーパウダーはチーズを作るときに出るホエー(乳清)を粉末にしたもので、乳糖や水溶性のたんぱく質とカルシウムなどが含まれます。

牛乳を水分の少ない粉末状に加工することで、保存性が良くなり、いろいろな用途に幅広く使えるようになります。



ほわいと(2007春)より