酪農乳業の現場

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消費者の潜在ニーズに届く、牛乳の価値提案とは -「未来店舗」に見る売り場づくりのヒント-

学習院大学経済学部教授・経営学博士 上田隆穂氏

乳の学術連合「乳の社会文化ネットワーク」では、牛乳や酪農乳業という産業の多面的な価値にも目を向けながら、牛乳の価値開発やマーケティングのベースとなる研究を行っています。
メンバーの一人である上田隆穂・学習院大学教授は、小売りの未来店舗のあり方に関する研究成果を踏まえ、昨年、店舗での実証実験を行いました。研究の概要と、実験から見えてきた牛乳の価値や売り場づくりのヒントをお聞きしました。
※「j-milkリポート vol-10」の掲載内容を加筆・再編集した記事です。

牛乳の生みの親 乳用牛の話

家畜としての牛は、目的別に大きく分けると、肉として消費される肉用牛と、牛乳や乳製品のもとになる乳をしぼる乳用牛とがいます。
哺乳類なので、子を産んだ母牛だけから牛乳がしぼられます。

古代エジプトのミイラの石棺のふたには、乳しぼりの絵が描かれています。
1万年も前に家畜になった牛は、長い年月をかけて乳がもっと出るようにと品種改良されてきました。

今、世界中に何頭くらいの乳用牛が飼育されているのでしょうか?
もっとも多いのはインドで約8千3百万頭、以下ブラジル、中国、ロシア、アメリカの順で、日本は約100万頭(2007年版ZMP年報:主要国における乳牛(経産牛)飼養頭数2005年より抜粋)です。

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