暑熱ストレスに強い乳牛づくり、オーストラリアの遺伝的アプローチ
暑熱耐性育種価(ABV)で進める温暖化対策
地球温暖化に伴う気温上昇により、乳牛の暑熱ストレスは、すでに日本の酪農現場でも無視できない課題になっている。オーストラリアでは世界に先駆けて「暑熱耐性オーストラリア育種価(Heat Tolerance Australian Breeding Value [ABV])」と呼ばれる遺伝的指標が、酪農業界団体デーリー・オーストラリアの資金提供により、遺伝子分析会社データ・ジーンとビクトリア(VIC)州の農業研究機関アグリカルチャー・ビクトリアによって開発され、2017年に公開された。世界初の暑熱ストレス指標として注目を集めている暑熱耐性ABVの活用状況と今後の展開について、デーリー・オーストラリアで暑熱ストレス対策を担当しているNational Animal Health & Welfare Leadのステファニー・ブレン氏に聞いた。
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