バター・脱脂粉乳に関する需要者調査 報告書(サマリー)

国産乳製品(バター・脱脂粉乳)需要者の2012年における調達状況、需要動向のについての調査。

調査の概要

■調査の経緯
 ● 近年の酪農生産者戸数、乳牛頭数の減少による生乳生産量低迷、それに伴う国産乳製品(バター・脱脂粉乳)の供給量減少や供給制限などによって、その需給は不安定状況である。加えて景気の悪化、デフレ経済からの低価格指向による需要低迷などにより、国産乳製品市場の縮小や他原料に転換している現状にあると認識している。
 ● 本協会では、生乳及び牛乳乳製品の需給見通しを策定、公表し、酪農乳業が共同での生乳及び牛乳乳製品の需給に混乱を生じないような取り組みを支援している。本調査による国産乳製品需要者の意向を把握し、需給見通しの定性情報として活用するとともに課題を抽出・把握し、今後の酪農乳業共同の取り組み推進に資したい。
■調査目的
 ●本調査は、国産乳製品(バター・脱脂粉乳)需要者の2012年における調達状況、需要動向の把握とともに、国産乳製品供給への不安、懸念材料の有無など現状の国産乳製品需給の捉え方、また、当該乳製品以外の他原料の受容性などを明らかにすることにより、酪農乳業の適切な供給、更には国産乳製品需給の安定化への対策の検討・立案に向けた基礎資料となることを目的とする。
■調査方法
 ● 調査受諾企業各社における本調査対象部門責任者に対する直接面接ヒアリング調査した。
 ● 調査は「ヒアリング」を中心に、参考調査として「国産乳製品使用量・使用意向」のアンケートも実施した。
 ● なお、調査のまとめについては、一部過去の調査結果も含めて作成した。
■調査対象
 ● 調査への賛同の上、協力を得た企業数は以下の通りである。
 データ収集: 14社
 ヒアリング調査: 12社(2010年6社、2011年10社)
■調査期間
 ● 2012年7月2日~9月30日

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