ビーガン食は高齢者の筋肉にどう影響するのか?(Vol.26 2022.10)

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ビーガン食は高齢者の筋肉にどう影響するのか?

植物性食品を中心とする食生活への転換が、主に環境問題をめぐる要因によって世界的に進んでおり、EAT-Lancet委員会及び欧州連合(EU)もヨーロッパ全体の持続可能な食事ガイドラインを策定するにあたって、こうした動きを容認しています。一方で、高齢者には、加齢に伴う筋肉の減少を防ぐため、良質なたんぱく質を十分摂取するよう勧められていますが、植物性食品しか摂らないビーガン食が高齢者の筋肉量と筋力にどのような影響を及ぼすかについては、十分に検証されていません。そこで、今回、米国栄養学会の委託を受け、オックスフォード大学出版局が発行した論文「ビーガン食が高齢者の筋肉量と筋力に及ぼす影響に関する見解」を紹介します。ビーガン食が高齢者の筋肉に悪影響を与えるという可能性が払拭されない限り、65歳以上の高齢者はビーガン食を摂るべきでないと結論しています。

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