牛乳の短鎖脂肪酸が冠動脈石灰化の進行抑制に働く
(Vol.06 2021.2)

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牛乳の短鎖脂肪酸が冠動脈石灰化の進行抑制に働く

心臓に酸素や栄養素を送る動脈は冠動脈です。この冠動脈にコレステロールなどが蓄積し、動脈硬化が起こり、さらにカルシウムが沈着して石灰化が起きます。冠動脈の石灰化が進行し、重症化すると、心筋梗塞を来します。前号(Vol.5)で紹介したヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ニュートリションに掲載された論文では、動脈硬化症の人のうち、牛乳を飲む人は、牛乳を飲まない人に比べて、冠動脈の石灰化(動脈硬化の最終像)の重症化や 進行度が低いことが報告されました。ここでは、引き続きこの論文のサブグループ解析と、牛乳に含まれる短鎖脂肪酸が動脈硬化症の重症化や進行度の抑制に関連している可能性について解説します。

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