第48回 酪農・農業イベント - 田舎の日曜日 その1

連載コラム ミルクの国の食だより

コラム、「ミルクの国の食だより」の第48回をお送りします。
今回はファミリー向けのイベント「田舎の日曜日」のご紹介です。このイベントを通じて都会の消費者に、地域の酪農・農業について理解を深めてもらうねらいがあります。

二週間の秋休み

フランスでは、季節が夏から秋へと移り変わる9月から新年度が始まります。
二ヶ月もある長い夏休みがやっと終わった!と安堵したかと思えば、10月中旬過ぎからまた二週間の秋休みがあります。
空は青く澄み渡っていて行楽に出かけるのによい時期ですが、子どもたちをどこへ連れ出そうか、頭を悩ます期間でもあります。
さて、今回は夏休み直前に行われたファミリー向け酪農・農業イベントの紹介です。

次世代を担う青年農業者団体が主催

都会で暮らす消費者に、地元で生産された農産物を紹介し、地域の酪農・農業についてより理解を深めてもらうためのイベント”Un dimanche à la campagne(田舎の日曜日)”。
フランス全国で5万人の会員から成る、次世代を担う35歳未満の青年農業者団体(Jeunes Agriculteurs=JA)の主催でリヨンでは2006年から毎年行われているイベント。
これまではローヌ=アルプ地方のみでしたが、オーヴェルニュ地方と統合され、JAオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方として初めての開催。
地域が広がったのもあって、昨年までの駅前広場ではなく、リヨン市内でもかなり広い公園が会場となりました。
農畜産物の試食、販売はもちろん、子どもたちを対象にした農業体験コーナーもあり、そして大きな乳牛や豚、羊などの動物にいつもの公園に行けば会えるんです!都会にやってくる田舎とはどんな感じなのでしょう。楽しみです!!
■会場となったブランダン公園。大きなグラウンドを併設し総面積は17ヘクタールに及ぶ
■朝9時から始まった”田舎の日曜日”。午後には30℃を超え、アイスクリームを求めて長蛇の列が
■ホルスタインも来ています。暑さがこたえそう…
■生産者の直売コーナーに並ぶ数々の地場産物。こちらはハーブとハーブオイル
■4ヶ月熟成の羊のチーズは24ユーロ/kg。カビがびっしりついた芳しいチーズはスーパーではお目にかかれない
■旬のアスパラは一束5ユーロ。スーパーの半額でしかも採れたて
※このテーマは次号に続きます。お楽しみに。
管理栄養士 吉野綾美
1999年より乳業団体に所属し、食育授業や料理講習会での講師、消費者相談業務、牛乳・乳製品に関する記事執筆等に従事。中でも学校での食育授業の先駆けとして初期より立ち上げ、長年講師として活躍。2011年退職後渡仏、現在フランス第二の都市リヨン市に夫、息子と暮らす。