今後10年間のリスクと不確実性、コロナや天候事象など例示(2020/07/21)
OECD、FAO「農業アウトルック2020~2029」

今後10年間のリスクと不確実性、コロナや天候事象など例示

OECD、FAO「農業アウトルック2020~2029」

 経済協力開発機構(OECD)と国連食糧農業機関(FAO)は、7月16日に年次報告書「農業アウトルック2020-2029(Agricultural Outlook 2020-2029)」を発表した。酪農および乳製品については、今後10年間の乳製品市況の中期予測に焦点を当てており、生乳、フレッシュ乳製品、バター、チーズ、脱脂粉乳、全粉乳について、価格、生産量、消費量、貿易の動向の見通しを解説。今後10年間に世界の乳製品市場に影響を与えるリスクと不確実性に関し、新型コロナウイルス感染症の世界的流行、不測の天候事象、環境関連立法、家畜の疾病、植物由来の乳製品代替品、各国の国内政策、貿易協定、通商環境などを挙げている。これらが記述された報告書第7章第7節を仮訳として紹介する。

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