牛乳と腸内環境(ダイジェスト版)
おなかゴロゴロは腸活のしるし?
悪者扱いされがちな乳糖の健康効果に迫る!

🔻2026年掲載

リーフレットのご紹介

栄養士大会関連資料【印刷できるリーフレット㊱】

ヒトと乳糖、腸内環境の新たな関係

乳糖とラクターゼ非持続性(LNP)

乳糖は、母乳や牛乳に含まれる二糖類です。乳糖を分解 する酵素ラクターゼは通常、離乳後に産生が低下します。

乳糖(ラクトース)とは
● 乳児期の重要なエネルギー源。
ヨーグルトやチーズの製造に不可欠。
加工食品や医薬品にも広く利用されている。
多くの人は離乳後、乳糖を消化しにくくなる
世界人口の約3分の2は、成長に伴ってラクターゼ産生が低下する「ラクターゼ非持続性(LNP)」。
腸内細菌による乳糖の発酵分解

ラクターゼ非持続性(LNP)の場合、乳糖は小腸で分解されず、そのまま大腸へ移動して腸内細菌により発酵分解されます。
乳糖のプレバイオティクス作用
乳糖不耐は改善できる可能性あり

乳糖不耐症状は、摂取のしかたを工夫することで軽減できる可能性があります。

牛乳習慣で、腸から始まる健康づくり

腸内細菌叢は全身の健康と密接に関係していることが明らかになっており、腸内細菌叢の異常(ディスバイオシス)はさまざまな疾患の要因となります。
腸内細菌叢と疾患の関係、牛乳乳製品ができること
肥満・糖尿病
腸内細菌叢は肥満の形成に大きく関与します。

牛乳摂取との関連
 肥満抑制に働く短鎖脂肪酸を産生する善玉菌が増加。
動物試験で腸内のアッカーマンシア菌(代謝健康と関連)が増加。
出典: J Cachexia Sarcopenia Muscle.2023;14(3):1395-1409.
サルコペニア/フレイル
腸内細菌叢の乱れは筋萎縮に関与する可能性があります。

牛乳摂取との関連
 牛乳はたんぱく質やカルシウムが豊富。
 牛乳乳製品を習慣的に摂取する人はサルコペニアが少なく、多様な食品摂取を心がける人はフレイルが少ない。
出典: 成田美紀.ジャパンミルクコングレス2019(口頭発表).
認知症
認知症の発症に腸内細菌叢が強く影響することがわかっています。

軽度認知障害(MCI)のリスク因子
高年齢 バクテロイデス属が優勢な腸内細菌叢 アポE遺伝子保有

牛乳摂取との関連
 アジア人は牛乳乳製品の摂取が多いほど認知症リスク低下。
循環器系疾患
腸内細菌代謝産物TMAOが心血管疾患リスクと関連します。

牛乳摂取との関連
 虚血性心疾患に対して中立~やや予防的に働く。
出典:Asia Pac J Clin Nutr. 2015;24(1):90-100.
 東アジア人では脳卒中に予防的に働く。
出典:J Am Heart Assoc. 2016;5:e002787.
 日本人男性では全死亡・心血管疾患死亡リスクの低下と関連する。
出典:Eur J Nutr. 2023;62(5):2087-2104.
牛乳で肌も健康に!
腸内環境を整えて便秘改善。
肌の健康によい栄養素が豊富。
ビタミンA ビタミンB2 カルシウム など

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