WDS2013
平成29年度 酪農乳業の国際比較研究会 報告書

2017年12月11日に行った研究会の報告書を掲載しました。

平成29年度 酪農乳業の国際比較研究会 報告書

最近のわが国酪農乳業をめぐる環境は、国内生乳生産の減少による輸入乳原料への依存が高まる一方、TPP交渉や日欧EPA合意による貿易自由化の進展、乳製品国際需給の短期間での変動、諸外国の酪農政策や経済情勢の変化が相まって、その不確実性がさらに高まる方向にあります。
また、生乳生産における酪農経営の多角化や畜安法の改定による生乳流通の多様化など、わが国の酪農生産の構造も変化しております。

こうした中、今後のわが国酪農乳業の安定的発展のためには、国内の持続可能な生乳生産が重要であり、IFCNが行っている国際的な酪農経営との比較分析とともに産業構造、制度等、多様な調査研究の最新分析結果、並びに現在実施している日本型酪農経営研究会による調査研究について報告し、それらの情報を基礎にわが国の課題について検討する「酪農乳業の国際比較研究会」を開催しました。

下記の内容で報告書を作成しましたのでご参考ください。

研究会の内容

(1)IFCNに関する報告
報告1:「IFCN活動に関する報告」
報告者:名古屋大学大学院生命農学研究科 准教授 竹下 広宣先生
(乳の社会文化ネットワーク会員)

(2)日本型酪農経営研究会による調査研究報告
報告2:「持続可能な酪農生産の経営課題~仮説議論から得られたインプリケーション~」
報告者:一般社団法人Jミルク 専務理事 前田 浩史

(3)パネルディスカッション
テーマ:「我が国における持続可能な酪農生産の課題を考える」 
論点提示:福島大学 農学系研究組織設置準備室 教授 生源寺 眞一先生
モデレーター:生源寺 眞一 教授
パネリスト:
竹下 広宣 准教授
須藤 泰人 氏(有限会社ロマンチックデーリィファーム 代表取締役社長/公益社団法人日本農業法人協会 酪農研究会 会長)
藤田 毅 氏(有限会社フジタファーム 代表取締役社長/公益社団法人日本農業法人協会 酪農研究会 事務局長/日本型酪農経営研究会 委員)
小針 美和 氏(株式会社農林中金総合研究所 調査第一部 主任研究員/日本型酪農経営研究会 委員)
前田 浩史   

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