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牛から搾ったままの乳を「生乳」といいます。この章では、乳牛と生乳に関する基礎的知識やデータを取り上げます。 日本で飼育されている乳牛のほとんどは、乳量の多いホルスタイン種です。哺乳動物である乳牛は子牛を産んで初めて乳を出し、母牛がつくる乳の量は毎日20~30Lになります。 乳牛の健康を守り、高品質な生乳を生産するのが牧場(酪農家)です。日本には約1万7,000戸の酪農家があり、地域や飼育環境によりさまざまな飼育方法で生乳を生産しています。品質の良い生乳を生産するため、酪農家は搾乳から出荷までの衛生管理や温度管理を厳しく行っています。 現在、国産生乳の生産量は、年々少しずつ減少してきています。国産生乳は、生産量の約半分が飲料用に、約半分が乳製品などの加工品向けに使われています。

乳牛の基礎知識

生乳の基礎知識