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眠っていた体を目覚めさせる朝食

朝、起きたとき、人の体温は約1℃下がっています。朝食を食べずに学校や会社に行くと、体温が活動しやすい通常の温度に戻らず、脳や体が半分眠った状態のままになります。また、朝食による栄養摂取がないため午前中からエネルギー不足状態に陥り、積極的な学習や勤務ができにくい状況が生まれます。
朝食を抜くことを繰り返していると、昼食と夕食だけでは栄養素のバランスがとりにくく、成長阻害や体の変調につながりやすくなるといわれています。
また、体が脂肪を蓄える機能を働かせるため、肥満の要因につながるといわれています。
朝食を摂ると、食事誘発性の体熱産生反応によって体温が上がり、脳や体が目覚めて活動できる状態へと変わります。これはスポーツ競技者が競技や練習前にウォーミングアップをすることと同じです。
朝食を抜いたり、食事量を極端に少なくしたりすると、体・骨の成長や健康的なバランスを損ねる要因にもなります。
中高年以降では、朝食を抜くと、食後の急激な血糖値の上昇を招き、糖尿病の発症リスクが高まるといわれています。