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衛生的に管理された流通システム

酪農家で衛生的に搾られた生乳は、牛乳工場で製品化された後、小・中学校に直接配送されているほか、牛乳販売店(乳業メーカーの販売会社を含む)や配送センターを経由してスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに配送されます。
牛乳販売店などは家庭配達のほか、地域の小売店や自動販売機、保育所、幼稚園、老人ホーム、高校・大学、病院など地域のあらゆるところに牛乳を配達しています[図2-3]。
生乳や牛乳は、輸送・保管・販売のすべてにおいて10℃以下の冷蔵流通が乳等省令に定められ、消費者の手に届くまで細心の注意で衛生的に管理され、新鮮さが保たれています。
図2-3 | 酪農家から消費者までの牛乳流通の仕組み
酪農家から消費者までの牛乳流通の仕組み
column9
指定生乳生産者団体の大切な役割
牛の世話や生乳の生産に忙しい酪農家が毎日、乳業メーカーに出荷をするのは大きな負担です。そんな酪農家に代わり、乳業メーカーと交渉し適正な乳価で出荷するのが指定生乳生産者団体です。生乳専用のタンクローリーで各酪農家を回って生乳を集め、安全を確認した上で工場に納入します。指定生乳生産者団体は、牛乳が消費者に安定的に供給されるための重要な役割を担っています。