全国骨密度調査

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全国骨密度調査

農林水産省の事業として、(社)日本酪農乳業協会などが2005年から全国で実施している骨密度調査のうち、成人女性の結果を、女子栄養大学 上西一弘教授が2007年12月に発表しました。

調査対象は全国28県の約2万5千人(20~89歳)で、超音波により踵(かかと)の骨量を測定しました。

調査結果の要約

1. 成人女性の骨量は50~60歳代で著しく減少する。これは閉経の影響と考えられる(図1)。
2. 小中学生時代の牛乳摂取量が多いほど全年代を通じて骨量が高い。
3. 小中学生時代の運動経験が高齢期までの骨量を高く保ち、現在も運動している人の骨量は高い。
4. 若い女性(20~39歳)では、骨量が同年代の平均より85%以下の人(骨粗しょう症予備軍)が多い。
5. 骨量の低い人は、「小柄でやせている」、「運動をしていない」、「牛乳摂取量が少ない」などの特徴がある。

若い女性に骨量が低い人が多い理由は、ダイエット志向なども影響しているかもしれません。

上西教授はこの結果から、女性の骨量を高め、骨粗しょう症を予防するために、「20歳代までに骨量を高める」、「常に運動を行う」ことを提案しています。特に小中学生時代は重要で、運動とともに、牛乳を1日400ml以上飲むことが必要です。また運動については、激しいスポーツである必要はなく、できるだけ身体活動量を多くすることを目標に、自分に合った継続できる運動が望ましいとのことです。

骨量は加齢によって減少しますが、牛乳の飲用がその減少を少なくすることも知られています。骨密度測定により自分の骨量を知り、現在の牛乳飲用や運動習慣などのライフスタイルを見直すきっかけにしたいですね。 

*「骨密度」「骨量」とは

骨の丈夫さ、強さについて考えるときに「骨密度」、「骨量」という言葉がよく使われます。骨は「骨基質(コラーゲンなど)」と「骨塩(ハイドロキシアパタイト)」からできています。
「骨量」はその総和で、その人の体内にある骨の全体量のことです。

「骨密度」とは、骨の中の「骨塩」、つまりカルシウムをはじめミネラルがつまっている程度を表します。

「骨密度が高い」とは、骨がしっかりとして強度を保った状態です。
骨粗しょう症では「骨密度」が下がった状態になっています。



ほわいと(2009春)より